宮本製作所のRAYQUAL NFG-FXというニコンレンズをフジのXマウントで使うマウントアダプタは持っていましたが、ふと「フォーカルレデューサータイプ」というのを買ってみました。フォーカルレデューサーは縮小光学という意味らしいです。
なので普通のマウントアダプタでフルサイズ用レンズをAPS-Cのボディで使うと焦点距離は1.5 – 1.6倍になりますが、レデューサータイプだと内蔵レンズでほぼフルサイズと等倍の焦点距離で使えます。この中一光学Lense Turbo2だと50mmレンズがだいたい55mmらしいです。また集光効率が高いためF値も1段上がるとか。
ただし、前述のRAYQUAL NFG-FXには絞りリングがあったので、絞りのないGレンズで使えたのに対して、このAI-FXには絞りリングがありませんから、ニコンの新しいGレンズでは使えません。使えたとしても絞り開放のみとなります。
KIPONのBAVEYESだとGレンズも使えますが、ちょっとお値段が高めだし、ここまで出すならMetaBonesもアリなので、2万円未満のこちらにしました。
うちには絞りリングのあるレンズはカールツァイス プラナーT 50mmとフォクトレンダー Ultron40mm、そしてニコンのAi AF 35mmなので、とりあえずプラナーをつけてテストです。
マウントアダプタをミラーレスで使うのってもともとオールドレンズを活かすという意味合いが強くて、最新の解像感や歪がない写真が欲しければ、新しい設計の専用レンズを使えばいいわけなので、出てくる写真はレンズを含めて「味」として捉えないといけませんね。
マウントアダプタを使うとEXIFに撮影条件が全く反映されないのでうろ覚えでしかありませんが、たぶんF1.4からF2だったかと思います。なのでAPS-Cであっても十分にボケます。ピントは薄くてもEVFで拡大して合わせられるのがやはり便利。
プラナーのボケって場面によってはけっこうウルサイ感じになります。階調表現はいいんですけど。
やはりフルサイズ用レンズをAPS-Cで使うので、私の好きなビネット(周辺減光)は出ません。こあいったボケ重視の場合には、アダプタ内に入っているレンズの解像度はまったく気になりませんでした。
あと、ここには掲載してありませんが、X-T1の新しいファームウェアでサポートされた32000/1という高速電子シャッターだとマウントアダプタではなんかうまくピントが来ません。
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