前のエントリーで書いたとおり、2代目までとガラリと変わったエクステリアデザインがはたして吉と出るか凶と出のか、客観的に見ている限り興味深いものです。
しかし2代目エクストレイルユーザーとして見ると、このデザインはすぐに受け入れられるデザインとは到底言いがたいものがあります。初代が出て好評。それを受け継いで2代目となり、モデル末期までコンスタントに販売されているのは、やはり今までのエクステリアデザインが他のアーバンSUVと違っているからでしょ?
キャッシャカイ(デュアリス)を廃止してエクストレイルと統合するらしいとか、日産の世界せ略を考慮すると、この変化も分からないではないのです。トヨタ・ハリアーもFMC間近ですので。でもムラーノがあるじゃないですか!!
まあ、デザインは見慣れれば良く見えるようになるということもあるのでいいとしましょう。
でもあれだけ鳴り物入りで搭載したクリーンディーゼルはどうなったのでしょう?
1年後に投入されるのはハイブリッドだけですか? ホントに?
エンジンについては、発売時点で設定されるのは2リッター直4のガソリンエンジンのみ。1年後にハイブリッドモデルを投入するというが、クリーンディーゼルターボは新型 エクストレイル で発売される予定は無く、先代モデルが継続して販売される。
ディーゼルは低回転域から高い駆動力を発揮するので、ボディの重いSUVに合っている。砂地のような抵抗の大きな悪路を走る時にも運転がしやすい。加えて同等の性能を発揮するガソリンエンジンに比べて燃料消費量が少なく、軽油の価格はガソリンに比べると1L当たりの単価が20円ほど安い。
低燃費指向のパワーユニットとしてハイブリッドを用意するのは理解できるが、新型エクストレイルでクリーンディーゼルターボを選べないのは残念だ。
ハイブリッドのモーターもトルクはガソリンエンジンよりあるし、立ち上がりも速いのも分かりますが、総体的コストはどうなんでしょう。トヨタと違ってハイブリットの実績がない日産の場合、車両価格がすでに搭載されているクリーンディーゼルより安くなることは考えにくいですし、SUV系の重たい車重を考慮すれば実燃費で20km/lオーバーを実現するのはかなり難しいと思います。でも20km/lを超えてこないとレギュラーと軽油のコスト差は埋められません。
さらに頑丈で長寿命のディーゼルエンジンと長くても10年以内にバッテリーの交換が発生するハイブリッド(交換費用も安くないはず)では長いスパンでのランニングコストも現状ではディーゼルに分がある気がします。ディーゼルのハイブリッドなら別ですが、もっと高価でしょうね。
うちのエクストレイルは4年のリース契約でいま3年目に入ったところです。つまり再来年の6月までに延長するか買い替えかを考えないといけないわけです。まあ、こんなことを書いていてもエクストレイルのハイブリッドが実際に出てみないと魅力はわからないんですけど、今の時点では(エクストレイルがこの仕様のままなら)次は残念ながら・・・・ (T_T)
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