VirtualBoxでWindows8コンシューマー向けプレビュー版を動かしてみました。30分ほど操作した感触で言えば、自分的にはデスクトップPC(マウスとキーボードで操作する環境)であれば、Windows8の新しいUIであるMetroは不要というか、ウザッタイだけです。はい。
ここまで明け透けにスレートPCなどのディスプレイタッチ可能なハードウェア向け画面を起動画面に出してくるということはマイクロソフトがAppleの攻勢に負けて・・いや、世の中の趨勢に負けてマウスとキーボード世代のハードウェアから脱却しようとしているんでしょうかね。
かつて某ジョブズがマウスという革新的なデバイスを導入して(けっしてジョブズが発明したわけではない)以来の流れが変わるのかもしれないですね。もちろんメインストリームが・・・という意味であって、そうそういままでのPCがすべて全滅するわけでもないでしょうけどね。
んでWindows8の起動後の画面
ニュースの通りにスタートボタンも無いです。こりゃどう見ても指でタッチして使いやすい方式でしょ。もし今後タッチ式の液晶ディスプレイが売りだされたとしてもデスクの奥に設置されたディスプレイに手を伸ばして操作しますか? ディスプレイがフレキシブルアームかなにかで手元まで来ればOKですが。(ふむ、それだと面白いかな)
Metroの大きな「デスクトップ」というパネル?をクリックするといままでどおりのデスクトップが出てきましたがこちらでもスタートボタンは無し。・・・・ってことはPCの終了はどこから?
MetroからIEとか起動すると無条件で全画面表示になるので今までのような「閉じる」の☓ボタンも見当たりません。一旦デスクトップを表示させてからなら今まで通りですが。
プレビュー版に入っているすべてのブログラムを表示してみました。
いまのところはここまでです。
でもやっぱりWindows7が良くできているからWindows8へはすぐに移行することは難しいかもしれませんってのが現段階の感想ですかね。さて今後はどう変化するでしょうか。
追記:
「☓」閉じるボタンが無い件ですが、Windows8からはアプリケーションをデスクトップスタイルとメトロスタイルに分類されるようですね。従来通りのがデスクトップスタイルで新しいGUIがメトロスタイル。
で閉じるボタンが無いのはデスクトップスタイルアプリとメトロスタイルアプリの挙動が違うことからくるらしいです。このあたりは ASCII.JP の「Windows8でMetro Style アプリを動かす WinRT」という記事で理解できました。
引用:
Metro Styleアプリが起動してから終了するまでの「ライフサイクル」は、Desktop Styleとは異なる。Desktop Styleでは、アプリが自身の状態を決めて、終了も自身で行なっていた。クローズボタンをユーザーが押すとメッセージがアプリに送られ、これを受け取ったアプリが状態を判断して終了処理を行なう。保存されていない情報などがあればユーザーに提示し、場合によっては、終了しないという選択肢もあった。
これに対してMetro Styleアプリのライフサイクルは、Windows側が決めるようだ。画面切替でバックグラウンドに回り、ユーザーが操作できない状態にあるアプリは「Suspended」状態とされ、CPU時間を使わなくなる。またアプリには終了メニューがなく、メモリーが必要となったときにはOSにより強制終了させられて、自身で終了を選択することはない。この仕組みは、Androidの「Activity」(アプリ画面に対応するオブジェクト)のライフサイクルとよく似ている。
ああ、なるほどそういうことなのね、と納得したんですが開発者は大変ですね。従来通りと新スタイルの二刀流で開発するのかを選択させられるわけですから。もちろんMSからは今までより高度なAPIが提供されるでしょうが。
結局、今の段階では自作派のデストトップPCユーザーにとって Metro Style は意味がない状態ですか。魅力的な Metro Style アプリ、キラーコンテンツが出現するまでは。
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