うちのエクストレイルが残価設定ローンの完済が5月だったので、あまり急いでなかったんですが、補助金とかいろいろ考えると3月期がベストかなと、MC後のCX-5を見てきました。
ディーラーにあったのはCX-5 2WDのL Packageでした。CX-5は発売になってすぐに試乗だけはしていたのですが、ビッグマイナーチェンジしたモデルは初めてです。ただ前回の試乗から時間が経過しているので忘れてます。
まずは単刀直入にセールスさんとお話です。気になるのはディーゼルに関わる補助金が今年度と新年度でどう違ってくるかなんですが、これはまだ3月以降にならないと分からないとのことでした。例えば2月以降に契約して登録した車両に関しては、新年度になって補助金が決定してから口座振込みになるようです。
それでもディーゼルの場合は税金がずいぶん免除なのが大きいです。
候補は新設のProactiveかLパッケージなんですが、マツダの新しい安全に係る電子デバイスはLパッケージだと全部載せですがProactiveだとオプションになります。ProactiveにLパッケージと同等にするには「セーフティクルーズパッケージ」を追加する必要があります。
だた、そうしてProactiveをLパッケージに近づけていくとしても私がわかった範囲で
- レザーシート
- シートの電動
- シートヒーター
が、実装できないのとフォグランプがオプション扱いになるようです。またLパッケージだとフォグランプはLEDタイプになります。私はフォグはイエローのハロゲンが好みなのですが、Lパッケージでは無理です。
今回のMCでヘッドライトが複雑なものに変わりましたね。個人的には光物大好きなので、期待が大きいのです。残念ながら昼間なのでよく分かりませんが。ただ光量としてはキセノンの方が明るいんだろうと思いますが、ハイビームを積極的に使えるなら嬉しいです。ぜひ試したいです。
車中泊は本当にできないのか?
セールスさんがエクストレイルの査定中に前回「CX-5で車中泊は無理」と書いたことを再度調べてみました。
単純にリヤシートを倒しただけでは無理なのは分かっていたので、今回は前席ナビシートを前方に移動したらどうだろう? とテストです。
こういう時、電動シートはチョット面倒です。でも思ったより前に出せるんですね。この状態で
リヤシートを倒すと・・・
このようになります。当然シート間は空間が開くので何らかのもので埋めないとダメですが、長さ的には身長180cmの私でも可能だと判明しました。問題はシート間の空間とリヤシートを倒した時に発生する段差ですね。段差はマットなどで対応できそうですが、ナビ席との空間は出先でエアクッションとか膨らますのは大変そうです。でも不可能ではないと判明したのは朗報でした。
ちなみに・・・カーゴの下は
けっこうスペースが有ります。トノカバーもここに収まってました。エクストレイルは引き出し式で重宝したのですが、CX-5だと収納が少ないことは分かっていたので、これはいいですね。ちなみにアウトバックはもっと広いです。でも両車ともにスペアタイヤが省かれているのでズルしてます。
短い試乗開始
査定が終わったのでセールスさんを脇に乗せて自宅の駐車場まで試乗です。まずエクストレイル20GTと比べれば格段に静かでアクセルの食いつきもいいですね。CX-5初期型での感覚を忘れているのでMCでどれくらい変わったかはやはり不明です。
ただ、やはり19インチタイヤのせいか、エクストレイルのゆったりかつソフトな乗り心地と比べると、よくも悪くも乗用車ライクで道路の状態を直に伝えてきます。17インチならもっと柔らかいのかな? 昨今のSUVがみんなこんな感じになっているのは寂しいです。ランクルとまでは言いませんが、ゆったり大らかな乗り心地を好むユーザーも居るのではと考えますがねぇ。
各部操作系、シートのすわり心地や前方視界は問題ありませんでした。だけどCX-5はボンネット自体が視界に入ってくるのがギリギリなんですね。そしてエクストレイルのように凹凸がないボンネットなので狭い場所では感覚がつかみにくいです。もっともアウトバックもボンネットは凹凸がないのは一緒です。
ブレーキに関しては試乗が短すぎるし、深く踏み込むことがなかったので分かりません。
あとアイドリングストップですが、私はスタート時の一瞬のタイムラグもけっこう気になるので、正直あまり使いたくないので、どっちでもいいかなと。^^;
追記(2015/02/22)
後日、もう一度試乗させてもらいました。今回は一般道で少し高低差とカーブが多い場所で、ある程度試乗車であることを忘れてアクセルを踏みました。
アクセルレスポンスや吹け上がりをエクストレイル20GTと比較すると雲泥の差でCX-5が楽しいです。ボディサイズは全長でCX-5が短く、全幅でエクストレイルが狭く、前高はほぼ同じ、重量で100kgCX-5が軽いわけですが、SUVであることを忘れる事ができます。たぶん実際に2つの車を並べて加速させれば、それほどの差はつかないと思いますが、本当にATのレスポンスがガソリンエンジン並にいいのです。
また下りでコーナーの真ん中に溝があり、グレーチングが渡してある場所を中速以上で通過するとグレーチングの部分で当然グリップが無くなるわけですが、試乗車は2WDですけど、その時の車の挙動も分かりやすく、一瞬DSCが介入したかな?程度で難なく通過します。
それに静かに走っている時にエクストレイルより感じた全体的な足回りの硬さは、自分がアグレッシブになっているときには、非常に安心感がありますね。
ただやっぱり下りでエンジンブレーキは全くと言っていいくらい効きませんね。オプションのパドルシフトを装着して積極的にシフトダウンしたいところです。
しかしディーゼルのトルク走りとレスポンスの良さがとても快感なのが印象的です。これでは私的ライバルのアウトバックは「走り」では敵わないかも・・・。
MRCC(クルコン)
短い試乗ですが、MC後にやっとCX-5に搭載された追従タイプのクルーズコントロールのMRCCです。30kn/h~100km/hという制限がありますが、いままでのクルコンと比べればグッと良くなりました。
実際、市街地で試してみましたが唐突な加速もせずけっこう使えそうです。自車の時速が30km/hを割ると自動でキャンセルされ、再開時はもう一度セットが必要らしいです。一応車間距離の設定もありました。
ただ試乗時には前車が30km/h未満になってから停止した場合、自車がどうなるかは怖くて試せませんでした。システム的にはSCBS(スマートシティブレーキサポート)が動いて停止させてくれるんですか?
後退で駐車
うちの駐車場へ到着しました。で後退はすんごく視界が悪いと改めて感じました。もう振り返っての視認ではなくバックモニターとドアミラー、そしてセンサーが頼りの時代なんでしょうか。VWゴルフの時も悪かったからハッチバックみたいな形状だと仕方がないんですがね。
でもバックモニター、ミラーなどを信用すれば、問題ありませんぜと。
だから工法から接近してくる車のアラートも付いているんでしょう。
気になるのはDPF再生
CX-5で気になるのはDPFの自動再生なんです。4年ほどエクストレイルに乗っていてDPFアラートが出たのはだいたい年1回くらいの頻度でした。
なにしろ朝の移動距離が1kmとかを毎日で、後は休みに出かけるというパターンなのでディーゼルユーザーにあるまじき使い方なんですが、エクストレイルではその程度だったので気にしませんでした。
でもCX-5のDPFに関してWEBで調べるとどうも走行200~300kmくらいのサイクルで自動再生が強制的に起こるようです。つまり年間10,000km走ると30回以上発生するわけですね。またちょっとした遠乗りでは必ず2回以上ある計算ですよ。
これってどうなんでしょう?
たぶんエンジンの圧縮比が異例に低いのでカーボンとかの燃焼温度が達さないのでは? とか考えちゃいます。
まあ乗り換え時まで5年だとすれば問題ないのかもしれませんが、もっと距離を乗るユーザーだとすればこのサイクルで起こるDPF再生は、ちょっとした問題じゃないですか?
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