だいぶFujifilmのX20の操作に慣れてきました。レンズキャップが取れやすいのが困ったところですが、それ以外は今のところ不満点はあまり感じません。視野率85%で、かつレンジファインダーゆえのパララックスがあるためファインダーでの構図決定はどうしてもアバウトになることを頭に入れていれば大丈夫です。
今のところX20の設定はほとんどデフォルトでして、ISO感度はオートでISO100~800までにしています。シャープやノイズ、トーンなどはすべてゼロです。(X20のデフォルトはスタンダードでフィルムシミューレーションのPROVIAになってます)
さて、この状態でカメラでのJPEG撮って出しの画質とAdobe Lightroom 4.4(以下LR)でのRAW現像出力を比べてみました。LRは何も変えずRAWを読み込んでそのままJPEG80%で出力したものです。
そうすると一目瞭然でカメラ撮って出しの方がキレイです。このままではRAWで撮影して現像するという手順を増やすことに意味はありません。いかに撮って出しに近づけられるか、そして超えられるかでなければRAWで撮影する意味が無いわけです。
なのでちょっとトライしてみました。以下は非常にアバウトに自分の感覚での作業なのであくまで参考程度にお読みくださいね。
サンプルは SS1/950 f7.1 ISO100 11.7mmでの撮影です。
そしてこれらの等倍を切り出ししたものです。
私がメインカメラにしているNIKON D800EやD600、それから過去に使っていたCANON EOS 5D MarkII などのRAWファイルの場合はLRの「ディティールパネル」はここまで極端な調整をしたことはありません。でもX20の場合はここまで必要なんですね。これはセンサーサイズの違いでしょうか?
ともかくこれで私なりのRAW現像の基準点が見いだせましたから、これでJPEG撮って出しを超える現像のスタート地点に立てたわけです。
追記:上のディテールパネルのX20設定のようにノイズ軽減をフルに近くすると、人間や動物の毛のような被写体で不自然にヌメッとした質感になってしまう可能性もあります。その場合はノイズは残した方がいいのかもしれません。
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