マツダ CX-5試乗

この前出かけたディーラーから試乗車が入ったとの連絡があったので出かけてきました。

4WDが良かったのだけど試乗できたのは2WDのXD(クリーンディーゼル)でオプションの19インチホイール装着車でした。2WDと4WDでは100kgの重量差があります。カラーはレッド系。エクステリアは車幅が効いた押し出しのいいシルエットですね。シャークフィンアンテナは正直いらない気がします。

「車中泊」は可能か?

まずはじめに書いておきますが、この所の試乗に際する自分的ポイント「車中泊可能か否か」ですがこの車では無理です。車幅が1840mm、車長は4540mmと決して小さい部類ではないんですがスタイルはハッチバックと言っていいと思います。なのでハッチバックで車中泊は無理と分かっていれば納得できる広さってことです。ただエクストレイルはリヤシートが狭いうえに乗降性も最悪ですがCX-5は良好です。十分な広さがありました。つまりはカーゴの広さとのバーターってことです。

乗ってみたら

とりあえずセールスの方と「買うにしてもマイナーチェンジの後ですかねぇ」とか、お話ししながらさっそく乗り込んでシートに着座。エクストレイルの分厚いフンワカシートとは全く違う乗用車ライクなシートですわり心地もそれに準じている感じです。サイズ的には大きくないかな。もう少し余裕があってもいいかな?ってところです。シートとステアリングの調整は標準的な範囲で過不足なし。あ、アクセルペダルがオルガンタイプなんですね。メーター類はサイズが大きい分エクストレイルが見やすい感じです。視界は良好です。モニター組み込みのバックミラーが大きいのですが邪魔な感じはしません。

走りだすと

さてステアリング左にあるプッシュボタンでエンジン始動。

静かです! 前の方が試乗した後で完全なコールドスタートではなかったせいもあります。エクストレイルでもエンジンが暖まればディーゼルのカラカラ音は減りますから。しかしCX-5は一段と静かな印象です。ディーラーは郊外の幹線道路沿いなので通行車の騒音が大きいせいもあるんでしょうが、ウインドウを開けてもその印象は変わりませんでした。もちろんカラカラ音が全くしないわけではないですし、ガソリン車のほうがもっと静かなんでしょう。

ゲート式シフトレバーをDに入れて走り出しましょう。(走り出しは準備ができていないのかi-stopはまだ使えません。)アクセルの調整の感覚も乗用車ライクでストロークはあまり大きく無いようでスッと踏み込むと思ったより加速しちゃいました。エクストレイルの良くも悪くもクロカン寄りなストロークが長いアクセルに慣れていましたからね。

CX-5は走りだしても静かでした。一番安いグレードでは200万そこそこの車ですが、最新の車はこんなに静かなんでしょうかね。それとドアミラーの取り付け位置が窓枠ではなくドアパネルに位置しているためコーナーや曲がり角で視認性がいいです。ただし!後方視界はダメです。ここもハッチバック並みです。それとオプションの19インチはやっぱり少々バタつきを感じました。17インチがいいかもです。まあ、短時間の、それも街中での試乗では足回りとかコーナリングとか分かるはずも無いですが、本当に乗用車ライクというか「マツダ車」だなという感じです。決して安っぽさを感じない引き締まった感じというのかな・・・。

ここでセールスさんに頼んで試乗コースを外れて通行量の少ないルートに進入し、フルスロットルとはいかないまでもグッと踏み込んでみました。CX-5ディーゼル、速いです。

やはり最大トルク発生回転の2000rpmを境にして4000rpmくらいまで頭を押し付けられる感覚を味わいました。エクストレイルに比べてもっとターボらしい感じ。楽しいっす。車重1510kgを全く感じません。4WDのプラス100kgだとどうなんでしょうか? この加速感があってJC08モードの燃費が18.6km/lはリッパです。たぶん普通に街乗りしても10km/lは割らないのかな、だといいですね。それにトルクが豊富だからルーズにも乗れるのがいいですね。これだけ静かなら(価格アップは別にして)CX-5買うならディーゼルですよ。

ギヤは6速のATです。パドルは付いてません。で、このATですがもちろん最新なのでシフトショックとか感じないですが、エクストレイルでも指摘したようにこいつも融通があまり効かないタイプのようです。50km/hあたりでは4速の守備範囲で60km/hを超えると5速に入りますがここでマニュアルモードにして5速固定にしても車速が下がるとすぐに4速に戻ってしまいます。トルクがあるんだからもう少し粘って5速でいてくれてもいいんですがね。このあたりはやっぱりVWとかのツインクラッチが優勢と感じました。

アイドリングストップ

そうそうi-stop。エンジンが温まって、かつバッテリーがOKならメーター内にi-stopランプが点灯します。ここで車を道路脇に寄せてブレーキを踏んで停止。即座にエンジン停止しました。ブレーキペダルから足を離すとディーゼルなのに瞬時にエンジンがスタートしましたよ。バッテリー交換が怖いですが・・・。

試乗を終えて

短時間の試乗でしたが印象的なのはやはりパワフルなディーゼルエンジンと静かさでした。たぶん次期アテンザにもこの2.2リッターディーゼルが積まれるでしょうし、アクセラ用だと1.6リッターくらいにしたやつが良さそうです。デミオは? 1リッターディーゼルとかだったら面白いだろうな、それもハイブリッドで!

スバルさ~ん、水平対向ディーゼル早くしないとマズイっすよ~


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