Adobe Lightroom 4がリリースされました。Lightroom 3の発売が2010年6月ですから比較的久しぶりなパージョンアップですね。
メジャーアップですから現像エンジンの刷新はもちろん、その他の新機能もあるにはありますが、一見では操作感などトータルでそれほどの目新しさを感じません。いかにもLRだと。だから逆に言えば前のバージョンで不満を感じないなら急いでバージョンアップする必要は感じないかもしれませんね。(バージョン2から3へはノイズの処理が格段に向上しましたからバージョンアップは必要でしたし、ソフト校正などの新しい機能が必要な方は別だと思いますが)
ただこの手のソフトはマイナーアップで新しいカメラやレンズの情報が追加される点に注意が必要です。つまり前のバージョンがどこまでサポートされるか?です。例えば新しいニコンD800やキャノン5D Mark IIIのデータがバージョン3でサポートされれば良し、ダメならバージョンアップが必要ってことですか。
LR4/3 Photoshop CS5 サポートレンズプロファイル
※Camera RAW 6.7 RCは出ているようです。
まだインストールして時間が立っていないので詳しく触っていません。なので今回は気がついたところだけ。
LRは写真の整理に「カタログ」というデータベースを使います。非破壊処理(元データに変更を加えない)ですから現像データやサムネイルのキャッシュ、タグ情報をカタログに格納しています。ですから以前のバージョンで使っていたカタログを使えないと非常に効率が悪いですよね。
LR4はLR3以前のカタログもサポートします。
ここで話がちょっと逸れますが、下のキャプチャー
LR3とLR4の現像モジュールの「基本補正」パネルです。ご覧のように調整できる項目が変更されました。「白飛び軽減」「補助光効果」が無くなってしまったのが残念ですね。
で、カタログの話です。LR3で作ったカタログを開こうとするとLR4用に最適化されて開かれるわけです。で上の基本補正パネルなんですが、LR4で新規にカタログを作成すると最初から右のLR4用が表示されます。しかしLR3のカタログを開くとその段階では左のパネルが出てきます。
あれ? いま起動したのはLR3? と一瞬戸惑いました。
でもプレビュー右下の「!」マークにご注意。このマークが付いている写真はLR3以前の現像エンジンを使ってるというマークです。これをクリックすることで現像結果も更新されますし基本補正パネルもLR4用に変化します。
さて実際LR4の現像結果が前とどう変わったかはじっくりと比較していこうと思います。(たぶん続きます)
※バージョンアップ版ではLR3もアンインストールされません。
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