スバルアウトバック試乗

outback-028前のエントリーに書いたようにエクストレイル20GTが今年の6月までで残価設定ローンの完了を迎えます。もちろん残価を支払って乗り続けるという選択肢もありますが、自分の年齢を考えるとこの先新車に乗り換えられる回数は(自分のサイクルを考慮すると)多くても5回くらいだろうと考えられるので、ここはやはり乗り換えだろう!と。

じゃあ次のマイカー候補となるのは・・・

  1. エクストレイル・ハイブリッド
  2. マツダ・CX-5
  3. スバル・アウトバック
  4. ホンダ・ヴェゼル

あたりかな。4番のヴェゼルだけがサイズ的に1つ下ですがね。エクストレイルのハイブリッドは3月発表らしいのでまだスペックが不明です。JC08モード燃費20km/lを超えて、かつ、価格も300万チョットでないと辛いかもしれません。

そこで昨日、アウトバックに試乗してきました。

_XTA1705-Edit

その前に各社諸元比較をしておきます。

車名 エクストレイル CX-5 アウトバック ヴェゼル
全幅 1,790 1,840 1,840 1,770
全長 4,635 4,540 4,815 4,295
全高 1,700 1,705 1,605 1,605
重量 1,690 1,550 1,570 1,350
ホイールベース 2,630 2,700 2,745 2,610
最低地上高 210 210 200 170
回転半径 5.5 5.5 5.5  5.3
馬力 173 175 175 132
トルク 36.7 42.8 24.0 15.9
JC08燃費 13.8 18.0 14.6 23.2
馬力/重量 9.8 8.9 9.0 8.9

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして比較するとやはりアウトバックの全長4,815mmは長いですね。全幅の1,840mmはまあギリギリ許容範囲内だと感じました。それに各社の最小回転半径、ピッタリ揃っているのが笑えます。

※以下の感想はあくまでエクストレイルのディーゼルユーザーとしての個人的感想です。いままで静かな車に乗っていた人は違う感じを受けるかと思います。

試乗開始

アウトバックのグレードはシンプルに「アウトバック」と「Limted」の2種類で、レザーシートなどのインテリア、エクステリア関連以外の機能面では新しいダンパー「スタブレックス・ライド」のみです。ナビは両者ともオプション。

なので電動シートやシートヒーターなどは安いグレードでもすべて付いているので、比較的割安感はあります。購入するなら大してオプション追加は必要ないです。

フォレスターの時のセールスさんに電話して、さっそくディーラーを訪れ、試乗開始です。

_XTA1708

試乗車はLimitedでした。インテリアの質感は・・・まあ、スバルクォリティですね。それでも以前に比べればだいぶ頑張っている感じはしますし、スバルの旗艦モデルらしさはある程度成功してきつつありますか。ケバケバしさは皆無です。もちろんうちのエクストレイル20GTに比べれば、1クラス以上、上です。

メーター類の配置やレバー類なども友人が乗っている先代のアウトバックと大きな違いはないので使いにくいとか違和感はありません。電動シートは2個のメモリーがドア側にありました。ステアリングの感触もしっとり感はありませんが及第点でしょう。(できればステアリングヒーターも欲しいところです)

ステアリング右側のプッシュでエンジンスタート。ディーゼルに慣れた身からすると格段に静かです。ドアを閉めるとほとんどアイドリング音は聞こえませんし、振動も(いまや当然ですが)感じません。

私はいままでトルコンやツインクラッチだけしか乗ってこなかったのでCVTに対してどうも偏見がありまして、エンジン回転が一定でも速度が上がるとか、エンジン回転が上がってから車速が上がるといったラバーバンド感がイヤだと思っているわけです。

で、アウトバックですが、今回、高回転域は試せてませんが、スタート時を含めてCVTにそれほどの違和感は感じませんでした。もちろん厳密な意味では速度とエンジン回転がリンクしないことに起因する感覚はありますが、それを補ってもお釣りが来るのが、変速のないゆえのスムースさでした。たぶん街中であれば3000rpmも回せばほとんど事足りので、CVTのいい側面だけを感じられるのでしょう。次に試乗の機会があれば、ぜひフル加速や高回転域での挙動を試してみたいですね。

2.5リッターNAの水平対向エンジンは、トルクで24と、ディーゼルと比べてしまうととても不利な数値ですが、NAであり、CVTであることのジェントルな乗り心地はアウトバックに合っています。その意味で一般的な街中での走行条件で2.5リッターNAのパワー不足は感じませんでした。

アイドリングストップも問題なしですね。ゆっくりブレーキを踏んでいけばストップしませんし、ストップ状態からステアリングを回すとスタートします。スタート時のショックも感じません。

一つだけ気になったのが、私が最適なドライビングポジジョンを取るとセンターコンソールボックスが左肘に当たることです。これ、ちょっと邪魔です。

_XTA1713

_XTA1710

室内はエクストレイルと比較するまでもなく、特に後席は広々としています。私は身長180cmですが、あまりシートバックを寝かすポジジョンは取りませんが、その状態でもたぶん同じ身長のゲストであっても脚が組めるかなと思います。後席のリクライニングはシート左右の専用レバーがちょうどいい位置にありました。

あと、実は先代アウトバックや現行フォレスターの初期型などで採用されていた低反発シート生地があまり好きじゃなかったので、今回のファブリック生地の感触を確認して安心しました。これも及第点かな。

車中泊は?

お約束?の車中泊に関わるカーゴスペースですが・・・

_XTA1716

これで後席を倒すと

_XTA1717

こうなりまして、奥行きは2000mm近く確保でき、さらにフォレスターだと緩やかに後ろに向かって傾斜しているんですが、アウトバックはほぼフラットなので、車中泊には最適だと思います。

LEDヘッドライト

アウトバックもロービームがLEDです。

_XTA1715

現在のところ、キセノンHIDの方がLEDより明るいと感じますが、どうなんでしょう? さらに発熱もLEDの方が少ないので、雪国ではもっと困るような・・・。ヘッドライトウォッシャーよりワイパー付けたほうがいいのではとか思います。

そしてハイビームはハロゲン。LEDとハロゲンの色温度の違いが大きくて、これも違和感アリアリなんですけど・・・。

実際の明るさやカッティングは夜の試乗じゃないと分かりませんので、宿題です。

この時点での結論

セールスさんに無理を言って試乗コースじゃなく、我が家の駐車場まで戻ってボディと駐車場スペースを試したところ、駐車には問題がないことを確認しました。

しかしここまで大きくなってくるとバックモニターやコーナーセンサーはぜひとも欲しいところです。コーナーセンサーのオプションは約8万円弱と結構高額なのが痛いところ、またバックモニターも4万弱ですか・・・これも高いです。

さて、ここまで試乗してきて、後はやはり実燃費が気にかかるところです。いまのエクストレイル20GTが、100%街乗りかつ1、2kmで停車してしまう走行条件でだいたい10km/lちょっとなので、燃料の価格差を考えると12km/lいって欲しいところですが、たぶん10km/lのボーダーラインを行ったり来たりというのが実際のところかと思います。そうなると5年乗るとして、例えばディーゼルのCX-5とランニングコストと車両購入価格との差がどれくらいか?で、甲乙がつくかもしれません。

軽油とレギュラーの価格差、年間10000キロ走るとしても2~3万ですから、5年で10~15万。だからCX-5が15万高くていいという計算ですな。

ともかく5月までには決定しなくては!!

 


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