Ai AF Nikkor 35mm f/2D

ニコンでフルサイズ対応の単焦点レンズを揃えようとして広角系を探すと35mmではこの投稿タイトルと高い35mm F/1.4GとF/1.4Sの3本があります。

さすがにF/1.4Gは使用率を考えると手がでないので必然的にこのF/2Dになります。このレンズ自体も設計は古いので高画素機での使用はどうなんだとの懸念もあったのですが価格コムあたりの書き込みで大丈夫と判断して購入しました。(フード込みでも3万円ちょっとなので高くないんですが使えなければゴミ同然ですから。)

到着そうそうにD600につけてテストしました。

下のサンプルはISO100/F2開放で撮影した写真のほぼ中央部の原寸トリミングで、RAWファイルをView NX2でなにも編集せずにJpegに書き出しました。カメラのピクチャーコントロールはスタンダードで14ビットRAWです。

D600 + 35mm f/2D  F2開放 ISO100

ん・・・・なんか思ったよりボヤっとというか、フレアというのか、すっきり写りません。こんなものなんでしょうか? ピントが合ってないわけではないですね。

絞りをF4以上にするとカリッといくんですが、F2.8未満ですと同じ感じです。もちろんパンフォーカスでカリカリにシャープなことばかりがレンズ性能では無いですし、35mmの広角で遠景を絞り開放で撮影するシチュエーションはあまり考えられないのですけど。

現像時に補正した写真

上の写真は同じものをCapture NX2で「軸上色収差補正」と「倍率色収差補正」を調整し、ピクチャーコントロールを「風景」にしてみたものです。ここまでやれば、なんとか耐えられる感じかな? まあ大きなモニターじゃなければ原寸大で表示しないので分からないと言えばそれまでですが。Adobe Lightroom4.2でもレンズ補正の色収差を調整するといくぶんスッキリします。 でも純正ソフトのほうが補正効果は大きい感じです。

しかしそうしてみるとこのレンズの開放時にスッキリしないのはレンズ収差ってことでしょうか? それが比較的古い設計のレンズの限界なんですかねぇ・・・・

でもこれはあくまで遠景を開放で撮影した場合でして、近距離、室内、ポートレートなどでは症状は顕著に出ないようです。近距離で開放だとボケの面積も増えるので分かりづらいってこともありでしょう。それにポートレートなんかだとフワッとして描写も面白いし。

それとこのレンズは思った以上に寄れますね。これは楽しいです。

寄って撮影

こういう被写体だと開放でも全然OKでしょ? そしてなによりレンズが小さくて軽い! これはすごいメリットです。D800Eにこのレンズだと少々バランスが悪いですがD600なら大丈夫です。このメリットを活かして夜の街なかでのスナップは楽しそうです。

ひとつ難点はフードがねじ込み式でしてフードをした状態だとレンズキャップができないことです。

追記:

別にこのレンズに限ったことではないですが・・・・

このレンズはアマゾンで買ったんですけど、アマゾンでレンズの購入はダメですね。購入履歴から「返品・交換」で進んでいくと「返品できるのは未開封の品だけ」と出てきます。そして開封したものは購入価格の50%となるそうです。そしてこのレンズの場合、交換のラジオボタンはグレーで選択できませんでした。

レンズなどは使ってみて初めて不具合等が判明するわけですから、これではハズレの場合には損します。せめて交換できないのは理由がわかりません。しかし中古で買い取ってもらうよりは高いですけど。

 


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